【活動報告】保健医療学学会第8回学術大会で初めての質的研究を口頭発表してきました!

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2017年…最後の学会発表として、保健医療学学会で発表してきました。

私がどんな発表をしてきたかを報告します(*´ω`)

保健医療学学会って何?

保健医療学学会とは関西を中心とした大学が中心となり開催されている学会です。ホームページを読んでいると、大阪保健医療大学から始まったようで、近隣大学が力を合わせてリハビリテーション領域の発展のために活動されているようです。

本学会設立の目的は、第一に狭義のリハビリテーションにとどまらず、人の生活(保健、医療、福祉、教育)に関係する多くの専門領域の研究者や実践者の研究交流の場として、第二にその成果をもって社会に貢献すること、第三に学部卒業後、あるいは大学院終了後の研究継続を支援することにあります。

この学会を通じて、真のチームリハビリテーションが推進されること、さらには、私の造語ですが「人間生活学」という、人がより良い生活を送るための学問の交流の場として発展することを祈念いたします。

今回、私が発表した第8回学術大会では…

  • 特別講演1演題
  • 一般演題8演題

…と小規模ながらも100名以上のセラピストが集まっていました(多分)。

聞くところでは、想定人数を遥かに超えた数の聴講者が来たよう。すげぇな。

 

そして来ていた方は…

  • 学生さん
  • 教授
  • 臨床でバリバリ

と幅広い印象でした。

 

久々に緊張感の漂う会場での発表で、手汗をかいてソワソワするという恥ずかしい展開をおっぴろげてきました(; ・`д・´)

最終確認なう!とか言いながら、四時間くらい一人予演会と一人質疑応答を繰り返していました。

午後のセッションが始まっているのにラウンジで一人ブツブツと言っていました。

理学療法に積極的に取り組んでいる腕神経叢引き抜き損傷を有する男性患者の意欲を探求する-解釈学的現象学分析-

というタイトルで発表してきました。

抄録を丸々Twitterに貼り付けるという斬新なスタイルで公開しましたので、是非とも読んでみてください(*´ω`)

HPにいけば、他の発表者の抄録も見ることが出来ます。

見ると分かるのですが、基礎研究的なものから臨床実践的なものまで幅広い演題です。

なかなかバラエティに富んでいました。

質的研究ってなんじゃらほい?

さて、今回は初めての質的研究でした。

質的研究ってどんなイメージですか?

 

私は…

  • インタビューする
  • 文字起こしする
  • 何回も音声を聞きなおして解釈する
  • 一人の症例を深く深く掘り下げる

こんなイメージでした。

で、やってみたのもそんな感じでした。

 

ここで、質的研究と量的研究の違いを分かりやすく紹介。

 

私の用いた解釈学的現象学分析は、その人の経験を解釈することに長けた分析方法です。

「どういう風に経験しているのだー!?!?!」をハッキリさせることが出来ます。

つまり、研究結果は「〇〇という経験が分かった!」というものに至ります。

 

一方、量的研究は仮説の〇✕を付ける方法です。

例えば「筋トレすると良い!」と仮説が合ってるかどうかを検証する作業です。

なので、仮説は棄却されるか保持されるかしかありません。

「〇〇という経験はあるかないか!」→「ある!」という話をすることが出来ます。

 

どっちが優れている、とかではなく、見ているものが全然違うのですよ。

これだけ知っていて欲しいです(*´ω`)

 

さて、私は質的研究を行っていく上でいくつかの書籍を読んでいきましたが、この本が爆発的におもしろかったです。

この本で扱っている手法を使ったわけではないのですが「質的研究やってみてぇええぇええ!」となりました。同時にいろんな疑問が解決していって、爽快でした。質的研究ってなんだろ?と疑問を一回でも持ったら、読んで頂きたいです。

私の研究の手順ってこんな感じ

質的研究と言っても手法はたくさんあります。

リハビリの手技がたくさんあるのと同じです。

 

私の行った手法では次のような手順で研究を進めました。

  1. なんで患者さんは意欲モリモリなんだろう?と疑問を持つ
  2. よし、適した方法は質的研究だ!やろう!
  3. 疑問を患者さんにインタビューする(半構造化面接っての)
  4. インタビューした内容を文字に起こしてみる
  5. 意欲に関係ありそうな部分を抜粋する
  6. 共通性のありそうなものを分類して、テーマをつける

みたいな感じです。

 

ちなみに、質的研究の手法って、手法が人を選ぶらしいのです。

研究をやっていく中で「うげええええ無理ぃぃぃいいいい!」とかなったら、合わないらしいです。

私は二時間近くのインタビューの最中も楽しくて、音声を文字起こししているときにも気付きがあっておもしろくて、カテゴリー分けしているときも楽しかったです。つまり合ってたらしいのです。

*横で見ていた奥さんは「ひえぇぇぇ」って言ってました。

 

ちなみに手法について学ぶ際に一番読み深めた一冊↓

5億回くらい読み返したのではないかな…と言うほどお世話になりました。

きっとあと8億回くらい読みます。

これもおもしろいから読んでみると良いですよ(*´ω`)

初めての質的研究って何が大変だった?

実はめちゃめちゃ詰まった部分がありました。

質的研究を行う際には、目の前のデータをデータそのままに受け止めなければなりません。

私の勝手な解釈とか入れてはいけないんですよね。

でも、ついつい入れてしまうのです。

 

具体的には…

「悔しいからリハビリ逆に頑張るねん!」という患者さんの言葉があった

→「よし!ネガティブな感情をポジティブに転換するんだな!」

とか解釈しちゃうわけです。

*例えば、の具体例です。

 

これって一見合ってるんだけど、ぼくの勝手な解釈なんですよね。

  • ネガティブとか私の価値観で決めてる!
  • ポジティブに変換してるとか患者さん言ってない!
  • 悔しいって言葉をちゃんと使おう!

確かに!

分析している時は正しいと思ってたのですけど、自分の思い?が入り込んでしまうのです。

これが非常に難しくて、何度も指導していただいたポイントでした。

あとは発表と質疑応答

知らないことがたくさんありつつも勉強を重ねて、いざ発表してきました。

発表はズドーンと発表するだけです!

勉強したことや自分が理解している事を伝えさせていただきました。

学会発表を何故するのか?

klimkin / Pixabay

今回、学生さんの聴講者もたくさんいたので、いつも通り思うことがありました。

「何故、学会発表してるの?」です。

 

というのも、学会発表の魔力ってすごいんですよ。

  • 達成感がある
  • 人からすごいと言われる
  • なんか偉くなって気がする

こういうものはとてつもなく甘美で魅惑なものです。

よく言うことだけど…

学会発表のための学会発表にはなってはいけないなぁ。と思うのです。

もちろん他にも学会発表する意義はあると思います。

何事も取り組むときには自分にとっての意義を少し考えてみると、より良いかな!と思うのです。

 

とくに学生さんって「学会発表SUGEEEEE!!!」とかなってそうで、少し心配になってしまいました。ジジイかよ!

 

あまり活動報告っぽくなかったですが…それでは(*´ω`)

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