FIM「更衣(上)」の評価方法について

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この記事ではFIMにおける更衣(上)について紹介します。更衣(上)というと、シャツや肌着などの服を着れるか否かという観点になってしまいがちですが、実はそうではありません。この記事でしっかり復習をして、採点出来るようになりましょう。

定義

FIMにおける定義では【衣服を取り出す事を含めた、腰より上の更衣および、義肢または装具を着用している場合にはその着脱も含む】とされています。

  • 衣服の取り出し
  • 衣服の更衣
  • (必要ならば)義肢や装具の着脱

衣服の更衣だけがイメージになりがちですが、実は取り出しも含むし、義肢や装具も含んでいるのですね。装具の範疇には腰部コルセット・頸部カラー・三角巾などを含みますので、病院などで日常的に見かけるものが多いですね。

採点方法

7点

衣服の取り出し、更衣が行える

これはそのままですね。

6点

補助具を使用している、通常よりも時間がかかる

こちらもFIMの原則の通りになります。

補助具とは、ボタンをマジックテープに変更している衣服のようなものも該当します。

5点

準備・見守りが必要、装具装着を行う

FIMにおける更衣の主たる対象は衣服であるために、装具は介助していても5点と扱います。装具は下記のようなものです、義手などはアマゾンでは出てきませんね。

再度述べますが、義肢や装具は全介助でも5点までしか下がりません。

準備は下記のようなものが該当します。

  • 衣服を取り出す
  • 衣服をしまう
  • 着やすいように衣服を順番に並べる
  • 個別に衣服を運んでもらう
  • 病院の仕組みとして全員運んでいるならば減点対象外

4~1点

一連の動作の何割を行っているかで決定:参考はこちら

  • 75%以上=4点
  • 50%以上=3点
  • 25%以上=2点
  • 25%以下=0点

衣服の更衣も、他の採点項目と同様に、更衣の手順に分けて採点する方が考えやすいでしょう。

  1. 片袖を通す
  2. 頭からかぶる
  3. 一方の袖を通す
  4. 服を引き下ろす

上記のように4工程にわけて考えると良いでしょう。

  • 〇:片袖を通す
  • 〇:頭からかぶる
  • ✕:一方の袖を通す
  • ✕:服を引き下ろす

となっていれば50%実行しているので、3点と採点することが出来ます。

  • 〇:片袖を通す
  • 〇:頭からかぶる
  • 〇:一方の袖を通す
  • △:服を引き下ろす(50%程度行っている)

となっていれば、88%くらい実行しているので、4点と採点出来ます。

ちなみに、ボタンのみを介助してもらう事は最小介助と考えて4点になります。

注意点

入浴前後の更衣は評価しない

入浴における更衣は、体が濡れている事や浴室といった特殊な場所で実施する事から、通常行われる更衣とは異なると考えられます。

病衣は2点と扱う

病院管理の病衣は例え自立していても2点と扱ってください。しかし普段は病衣の上からカーディガンなどの上着を着ている場合には、そちらで採点してください。

ブラジャーのみ全介助は4点

更衣における主たる内容ではないために、最小介助と判断してください。

衣服は普段着ているものを評価する

更衣(上)といえばかぶりシャツのイメージがありますが、あくまでもしているADLを評価するものなので、普段用いている衣服を評価対象として採点してください。

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