回復期セラピストが実績指数(FIM利得)をバシッと達成するための、たった1つの思考

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どうも、回復期セラピストのきたです。

SNSやブログといったネットで発信しているセラピストって、何故か在宅の人が多いですね。

なぜなのでしょう…?

という話は置いておいて、今回は診療報酬の改定で「今、踏ん張りどころの回復期セラピスト」に必要な1つの思考を書きます。

ざくっと一言で言うと、予後予測出来るようになろうぜ!です。

回復期リハビリテーション病棟が今踏ん張りどころなわけ

回復期のイメージって、こんな感じじゃないですか?

  • 一年目で就職すべき領域
  • 患者さんをじっくりとみれる
  • 療法士として最初のステップ
  • そして在宅や急性期に転職

ひとまず就職は回復期に行こうぜ!みたいな風潮、やっぱり未だにありますよね。

でね、今って回復期であっても療法士の実力がモノを言います。

ちゃんとした療法士がいないと、潰れるんですよね、病院、まじで。

実際、私の耳にも潰れてる回復期のお話が聞こえています…ひええ…

というのも…

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というわけで、これまで入院料1をとれていた病院が「あ、新入院料1は無理ぽ…あ、減収…」。

という状況に陥っているわけです。

実際、様々な情報を聞くと、けっこうな割合の回復期が1から2以下に落ちるぽいですね。

新入院料2の時点で減収なので、回復期としては「\(^o^)/オワタ」みたいな感じになります。

で、新入院料1をキープするのに大事な要件が

  1. 在宅復帰率
  2. FIM利得(実績指数)

この2つなわけです。

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この図の下の赤点々で囲まれている部分ですね。

この記事では特にFIM利得(実績指数)に着目してみます。

リハビリテーション実績指数はFIM改善点と在院日数から計算

実績指数(FIM利得)はFIM改善点と在院日数から計算されます。

なので実績指数を高めるには…

  1. FIM得点を上げる
  2. 短い入院日数で

というのがポイントです

この計算方法で37点以下が連発してしまうと「新入院料1はダメよ!」となってしまい、いたたた!です。

では、一人一人の療法士が何をすればよいのでしょうか?一人一人の療法士では何も出来ないのでしょうか?

んなわけない!一人一人がしっかりやれば、大丈夫だ!

FIM利得を高めるために一人の療法士が出来る事

結論的に言えば

「素早く回復してもらって、いいタイミングで退院する」

を、療法士がコントロールすればよいわけです。

そのために必要な考え方を列挙します。

1.予後予測をしっかりする

例えば…

  • 1ヶ月後:FIM10点up
  • 2ヶ月後:FIM11点up
  • 3ヶ月後:FIM11点up

と予測したら、1ヶ月後には退院しないといけませんよね?

これがバシッと出来れば…

「この患者さんは1ヵ月でFIMの改善はおおむね頭打ちです、続きのリハビリは自宅復帰後にしましょう!」

と提案出来るわけです。

この提案する能力がいちばーーーーん、必要です。

では、そのために必要な要素。

1-1:疾患から読み解く医学的所見

例えば、脳梗塞の患者さんであれば、脳が障害されている具合から、数ヵ月の予後は予測出来るわけです。

  • ずっと覚醒しない
  • 車椅子レベル
  • 独歩ですたすた

これらをドクターに教えてもらったり、自身で画像所見を読み解いたりして予測しましょう。

1-2:理学療法評価から、さらに予測を高める

とはいえ、画像などの所見からで100%の予後予測が出来るわけではありません。

実際に患者さんを評価したり、経過を見ていくと…

  • 「あ!予想よりも良いぞ!もっといける!」
  • 「あれ、予想通りいかないな…うむむむ!」

みたいなことがあるわけです。

なので、医学的所見+理学療法評価…この2つを合わせて、しっかりと予後予測を立てます。

この2つがしっかりと出来ていると

  • 「この患者さん、1ヵ月頃にFIMの改善は止まります!」
  • 「この患者さん、まだ読めないのですが、1ヶ月後には予後予測出来ると思います!」

といった、見通しを立てることが出来ます。

1-3.予後予測を基に退院を設定する

となると、逆算が出来てくるわけです。

  • FIM改善10点で…入院期間が30日だと…実績指数は30点だな!
  • FIM改善10点で…入院期間が90日だと…実績指数は10点だな!

とかね!

*ここの数値は適当です。

すると、入退院を調整しているワーカーさんや病棟さんに、相談出来ますよね。

「〇〇さん、1ヵ月くらいで退院を目指した方が良いですね!」とか。

常に予後予測と入院期間を考えて計算しながら、実績指数を頭に入れておきます。

1-4.そのためにひたすらに予後予測を立て、振り返る経験をする

んなもん出来るか!

というリアクションを勉強会で話すといただきます。

んがっ!

予後予測はいつまで経っても確実なものにはなりません。

おそらく30年くらい療法士やっても、100発100中にはならないと思います。

そんな中でもレベルアップして「けっこう当たる、なかなか外れない!」となるには、毎日予後予測して、当たった理由、外れた理由を振り返ることを重ねるしかないのです。

  • 年齢の要因を入れないとダメだったな…
  • 意欲がなかったのがネックだったな…
  • 認知機能が高かったから、良かったのか!

こうやって「〇〇も考慮すべきだった!」という要因をたくさん考慮出来るようになっていると、だんだん予後予測の精度が高まっていきます。

まず量、そして振り返りまくる!

これにつきます。

回復期で何もかも改善させようとしない

これは私の感覚的なところです。

これまでの回復期って時間がたくさんあって、ゆとりもあったから、FIMや入院日数のことを気にしなくてもそこそこ大丈夫でした。

そのため、回復期で何もかも改善させよう!と踏ん張っていたところがあるようなのです。

  • 身体機能は出来るだけ高く
  • 動作も限界まで高めて
  • 就労支援ももちろんして
  • 趣味や遊びにも目をやりながら
  • IADLもしっかり獲得だ

どれもこれも大切。

なんだけど、限られた期間の中で、FIMを高めて退院にもっていかなければなりません。

つまり、これまでアプローチしていた項目も、回復期では課題として残ってしまうことが増えるはずです。

「全部改善だ!」という気持ちは分かるけど、ちょっと難しい!

在宅や次の施設で課題をクリアできるようにバトンパス出来る能力も、バリバリに求められているんですよね。

それが機能分化の1つの形ですね。

wewew

なんかこんな図、みたことありますよね。

あちこちの病院病棟があれこれやるんじゃなくて、それぞれの役割に合ったことをやろうね!ってことです。

こんなことを言うと「回復期でしかみっちりリハビリ出来ないのに、諦めろってことか!」とか言われるんですよね。

あほー!

回復期でみっちりやりながらも、その後の人生はもっと長いから、うまいこと次にバトンパスするんだよ!

が持論です。

いくら回復期で死ぬほど頑張っても、退院後にやる気なしで何もしなければ水の泡です。

回復期で死ぬほど頑張ったからこそ、次に丁寧につなぐのです。

これは諦めるのではなく、ベターベターにいくための方法です。

実は、だからこそ、退院後のことを知らなければならない

ってことは回復期以外のこともちゃんと知っておかないと、何が必要なのか見えないわけです。

ぼくは回復期でしか働いたことがありません。なので、積極的に回復期以外のことを勉強中です。

例えば、訪問領域についてはリハビリコネクトというオンラインサロンで勉強中です。

クローズなコミュニティなので、気兼ねなく相談出来ますし、みんな優しい。

今は月額1000円で勉強できるので激おススメです。

ステマですが、本気で大切だと思っているから、書いています。

つまり、予後予測しよう

ぼくは4年前くらいから勉強会やセミナーでこんな内容をずっと話しています。

で、今回の改定で「やっぱ必要じゃん!」と確信してきています。

もちろんこの記事だけでは必要な思考が全てまかなえているわけではありません。

が、核になるのはこの部分です。

回復期セラピストに求められる生産性って、FIMと在宅復帰です。

*今からの療法士は生産性を意識しないと、価値低くなります。必読ですよ!

そのためには予後予測です!

ってわけで、回復セラピストのみなさま、頑張りましょう!

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