認知症への知識を深めるのにおすすめ!三好春樹氏のセミナーに行ってみた!

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介護業界で最も有名な人…「三好春樹」氏。介護に関わる多くの人たちに向けて、人間性を重んじた介護を伝えている人。たくさんの書籍を出していている賢い人。日本各地でセミナーを行いまくっているトーク上手な人。何やら刺激的な感じで怖そうな人。魅力的でたくさんの人の心を動かしている人。色んなイメージがあるけど、実際会ってみたら、どんな人なのだろう!?と、ずっと興味津々だった筆者。ようやくタイミングが合う時が訪れたので、セミナーを受講してみました!この記事では、三好春樹氏のセミナーレポートしていきます!

三好春樹とは

1950年、広島県生まれ。特別養護老人ホームの生活指導員として勤務後、理学療法士となる。1985年に「生活とリハビリ研究所」を設立。現在年間180回を超える講演と実技指導で、現場に絶大な支持を得ている介護分野の第一人者。介護、看護、リハビリのみならず、医療や心理、思想領域にまで大きな影響を与えている。血液型はA型。

主な著書に『関係障害論』『認知症介護』(雲母書房)『じいさん・ばあさんの愛しかた』(法研)『なぜ、男は老いに弱いのか』(講談社文庫)など。『完全図解新しい介護』(講談社)は、介護職から一般家庭まで爆発的な売れ行きを続けている。『実用介護事典』(講談社)は介護知識の決定版。

(生活とリハビリ研究所ホームページより)

受講したセミナー

  • 2017年1月14日(土)
  • 希望としての介護セミナー2017①介護界のカリスマに学ぶ!認知症ケアレベルアップ講座全10回シリーズ
  • 大阪会場(国労大阪会館)
  • 内容:認知症は悲惨じゃない。医学から人間学へ、新しい認知症ケアの根拠を求めて
  • 参加費:5,000円
  • 主催:雲母書房

このセミナーは雲母書房主催で毎回違う講師陣が東京会場と大阪会場で全10回の介護セミナーを行うというもの。トップバッターとして介護で知らない者はいない!三好春樹氏が登壇していました。

セミナーレポート

会場に到着すると、10分前にも関わらず約150の席がほぼ満員。おそらくほとんどが介護職、中にはケアマネやセラピストも混じっている様子でした。決して5000円と安くないセミナーなのに、多くの人が集まっていて大変驚きました。

さて、着席し資料を眺めているとたくさんのパンフレット。三好氏の関連書籍のフライヤーはもちろん、関連セミナー・三好氏の考案した物が含まれる福祉用具パンフレット・三好氏と行くインド旅行(?)など…んん!?配布資料がない!どうやら三好氏は配布資料無しでホワイトボードだけで4時間セミナーを行うらしい。4時間ほとんど喋りだけとは、なかなかにすごいぞ、期待の高まる筆者。

開演時間になり主催者からの挨拶が終わると、三好氏いよいよ登壇。

すたすたーと軽やかに登場してマイクで挨拶。

まず第一に感じたのは「優しくて聞き取りやすい声!」ということ。多くの受講生がいて、がさがさとした会場にも関わらず、それでも近くで語りかけるように聞こえてくる。三好春樹がセミナー講師として全国津々浦々としているのがそれだけで伝わってくる!そんな声。

そして話の展開。具体的に三好氏の経験した老人の事について語る。「こんな人が居てね、こんな様子でね、びっくりしたんですよ~」なんて近所の井戸端会議をしているように軽快に話し始める。「これってね、認知症じゃなくて、自分自身を確認するために昔の自分を思い出しているんですよね、そうとしか思えないんです。」と突然、確信に触れる。認知症の人が「いわゆる問題行動」を起こしている原因を追究し始める。「あるある~確かにそんな経験したことある!」と思っていたら、「えっ、そういう事なんだ!」と驚かされる。そんな展開で、つい話に引き込まれる。

と、筆者が思っていた三好氏の印象が少しずつ変わってきました。書籍を読んでいると過激な表現も多いので、怖くて怒られる…そんな印象を持っていました。しかし実際に話を聴いていると、「優しい雰囲気で頭の非常にキレる魅力的な人」という印象を持ちました。やはり多くの人間を巻き込める人というのは何か違う、持っている!そんな印象に変わりました。

さて、肝心の内容です。

認知症症状が生じるのを「人間的に」見た場合、どのように考えれるのか?を分かりやすく講義されていました。例えば

  • 仕事に行くといって徘徊する男性老人は、高齢になって体も心も弱くなって、今の自分がしっくりこなくて、自分自身を再確認するために昔の自分に戻っている。いわばアイデンティティの再確認を行っているだけではないか?
  • 怒りっぽい老人は、今の自分が受け入れられず、元には戻らない状態に困惑し葛藤しているから怒りっぽくなっているのではないか?
  • 真っ暗な夜に大きな音がすると怯えたり奇声をあげたりするのは、戦争の頃の記憶が忘れられず、PTSDのようにフラッシュバックしてしまっているのではないか?
  • 便を触ってしまうのは、気持ち悪いという不快の原因を探りたくて手で確認するのではないか?便を口に入れてしまうのは幼児でいうところの口唇期で、何か分からないから確認作業をしているのではないか?

などなど、「認知症という障害」といったニュアンスではなく「認知症=老化に伴う人間的変化」として捉える事で、正しく理解し、対処出来る!といったものでした。確かにこのような捉え方には納得がいく部分が多く、またそのように捉えれば関わり方が変わるのではないか?と思えました。いかんせん筆者の理解が不十分であることと、文書によって上手に伝えれないことが相まって、どんな内容であったかさっぱり分からないと思います。すいません…

様々な話題が飛んでくるセミナーでしたが、最後に三好氏が「介護業界の新しい3K…感動・健康・工夫」と介護のすばらしさについて説いていました。三好氏の話を聴いていると、認知症の方を生き生きと暮らす手伝いが出来るのは介護職の力が非常に大きいと本当に感じれますし、自分もそんなケアが出来るようになりたい!と心から思えるようになる。心打たれるセミナーでした。

セラピストにとってはあまり馴染みのない三好春樹氏ですが、その考え方は認知症老人と関わる方が知っておいて損はない、むしろ得しかない!ものだと思います。セラピスト業界のセミナー価格からすれば、三好氏のセミナーは安価なものが多いので、一度足を運んでみる価値は十分にあると思います。また書籍もたくさん出ているので、まずはそこから入ってみるのも良いかもしれません。もしかしたら近くに持っている人がいたり、図書館にあるのかもしれませんね。

受講したセミナーの参考に…と勧められていた一冊です。

筆者が初めて読んだ三好氏の著書。インパクト強かったなぁ。

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