私たちは障害を「治すべき」とだけ認識していないか?「バリアバリュー」を読んで。

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私たち療法士が障害と立ち向かう時、「治す!」と意気込みますよね。

  • 曲がらない脚を曲げよう!
  • 動かない上肢を動くように!
  • 歩けるように筋トレを!

みたいな。

最近ではそれに加えて新しい価値観も広がってきてますよね。

  • 障害があっても生きやすく!
  • 障害はむしろ活かせる武器だ!
  • 障害?多様性だろ?

みたいな。

療法士として働いていると「ここは機能訓練を頑張る時だ!」や「今は楽しく生活出来るように整える時期だ」といった一見相反する思考をしなければなりません。

そこで知っておきたいのは「障害を価値に変える」という価値観です。

どういうこっちゃ?

この記事ではそんな考えを理解出来る一冊を紹介します。

垣内俊哉「バリアバリュー」

https://twitter.com/circlehippo/status/1006015371889930240

https://twitter.com/circlehippo/status/1006024761493745664

以前からミライロも垣内社長の存在も知っていたのですが、本が出ていたとは知らず。なかやまさんのツイートをきっかけに、今更ながら読みました。

ミライロの理念・ビジョン

人にはそれぞれ、弱点や短所、苦手なことがあります。トラウマやコンプレックスがある人もいます。しかし、それらは克服すべきでも、取り除くべきでもありません。今まで「バリア」として捉えていたことも、考え方や周囲の向き合い方次第で「強み」や「価値」に置き換えることができます。バリア(障害)をバリュー(価値)に変え、私たちは社会を変革します。

ミライロHPより

ふむふむ。

垣内社長のプロフィール

株式会社ミライロ 代表取締役社長。日本ユニバーサルマナー協会代表理事。
1989年生まれ、岐阜県中津川市出身。立命館大学経営学部在学中の2010年、(株)ミライロを設立。
障害を価値に変える「バリアバリュー」の視点から、企業や自治体、教育機関における
ユニバーサルデザインのコンサルティングを手がける。
2014年には日本を変える100人として、日経ビジネス「THE100」に選出される。
2015年より、日本財団パラリンピックサポートセンターの顧問に就任。

Amazonバリアバリュー 障害を価値に変えるの著者紹介より

ふむふむ。

バリアバリューの内容・感想

前半は垣内社長の自伝的内容。

後半はバリアバリューの考え方が示されています。

感想はAmazonレビュアーの方がかなり良い文章を書かれているので、引用します。

現在「ミライロ」代表を務める垣内俊哉氏の自伝的な内容が基になっていますが、誕生からの生活を振り返りつつ「バリアバリュー」の考えを提示するものになっています。

氏は先天性骨形成不全という障害を持っています。この病気は骨の中のコラーゲン不足等が原因で骨の強度が不足し、ガラスの骨と形容されることもあるものです。彼自身、20回に及ぶ骨折を経験しているとのことです。

小学校入学時、氏の母親は教育委員会と議論して、彼を養護学校ではなく普通の学校に進ませます。この選択が氏の人生には大きな影響を与えていると思います。
本を読む限り、周囲に悪意で接する人は少なかったようですが、成長過程の多感な時期に、障害者に対する特別な扱いに自尊心が傷ついたり、再び自分の足で歩く夢を断たれて絶望したりしつつ、高等学校卒業程度認定試験で大学受験資格を得、大学進学を実現します。

氏はその後の出会いの中で、自分が障害者でなければ持つことが出来ない視点を広く知らせることも、ビジネスとなりうるという思いに至り、学生時代から仲間と起業し苦難を乗り越える内に、その思いが確信に至ります。

その過程が淡々とした筆致で書かれており、私は好感を持ちました。

バリアバリュー 障害を価値に変える:ヨッシーさんのレビュー

非常に良いレビューですね!

一見、タイトルや表紙の印象に引っ張られたこともあって「障がい者の方が書いた本」として読んでしまうところがありますが、読み進んでいくと、そこに先入観があり、大きな誤りがあると気づきました。

本書は一級のビジネス書として読んだ方がいいと感じています。

これまでにはない新鮮な視点から、ビジネスの新しいヒントを与えてくれるビジネス書です。

また、著者のビジネスに取り組む姿勢から生まれた考え方・行動は多くの示唆に富んでいて、成功のための実用書でもあるという印象も受けました。さらには一人の青年の人間ドラマとしても読みごたえがあるものでした。少しネタバレしてしまいますが、途中、著者が「あること」について、梁山泊、ドラクエ、そしてワンピースのようだと評している部分があります。読者としても、まさにそのようなワクワク感がありました。

ドラマ的には、当然そのワクワク感に至る前段には、数多の危機・困難があるわけですが、そうした様々な「障がい」をドラマの主人公、ヒーローのように乗り越えていく様はまさに爽快・痛快で、非常に勇気づけられるものでした。そうした危機・困難は軽々と乗り越えたわけではなく、ワンピースで例えれば、クロコダイル戦のように何度も負けてますし(誤解を恐れずに敢えて言えば死にかけてますし)、頂上決戦のときのように大変な挫折も味わっています。思えば、チョッパーやブルックを、その個性をポジティブに捉え、頼もしい仲間として迎えるこのマンガの主人公にも重なるところがあります。そして「これはフィクションではない。実話なのだ」ということにはたと気づくと、著者に心からの敬意を感じずにはいられません。

しかも、その冒険はまだ道半ば。このドラマの続きが楽しみです。

バリアバリュー 障害を価値に変える:かっきぃさんのレビュー

これまた非常に良いレビューですね!

バリアバリューはリハビリ職必読の一冊だ

冒頭でも述べたのですが、療法士って障害を「改善させるべきもの」とだけまだまだ捉えがち。

そう捉えてなくても、実際に何をどうすればいいの?って迷いがち。

バリアバリュー…垣内社長…ミライロ…はそんな療法士の視野をぐぐーっと広げてくれる一冊です。

https://twitter.com/circlehippo/status/1006047977608101888

少し前の書籍になるので、アマゾン中古だったら送料込みで500円程度で買えます。

少しでも引っかかったら読んだ方がよいですよ~!

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