理学療法士よ!給料・年収を上げる方法は絶対に知っておこうな!

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「理学療法士は安泰だ…!」

そう思って、この業界に飛び込んできてびっくりしていませんか?

実は理学療法士というだけではお給料事情がけっこーヤバいのです。

理学療法士として知識や技術を深めようとすれば、それだけお金も時間もかかります。

いや、深めようとせずとも、将来結婚すればドーンと必要なお金は増えます。

えっ、結婚しないって?それでもおじいさんおばあさんになった時に年金がどうなってるか分からないから、生きているだけでやっぱりお金はかかりますよ。

あぁぁあ………お金のことを考えると不安になってきますよね。

この記事では、絶対に知っておきたい理学療法士の給料アップの方法を紹介します!

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新人理学療法士の平均給料

まずは現状を知っておきましょう。

えっ、私の給料低すぎっ…

給料・年収

求人情報などを見ていると、新人理学療法士の平均給料・平均年収は次のような状況になっています。

理学療法士の平均的な初任給

給料:20~25万円

年収:390~420万円

そう、理学療法士の平均年収が400万を切ったことが以前大きなニュースになっていました。

数年前には「年収600万!月給30万!」程度の提示が多数みられましたが…今は「年収400万!」で大文字にしている職場も少なくありません。マジで経過傾向です。

先日も求人サイトをネットサーフィンしていたところ「月給12~23万」という求人が出ているものを発見してしまいました。

「ちょっと…!12万って居酒屋で学生バイトしている子の方が稼いでるんじゃないの!?」と思わず目を見開いてしまいました。

マジでね、給料下降ブームにあやかってすごい条件提示してくる施設怖すぎ…。

年間1万人以上生まれてくる理学療法士ですから、世の中にはもうそこそこ満ち足りています。世間から需要が低くなって給料に影響が出るのは当たり前ですね。

また診療報酬が少しずつ厳しくなっているので、その影響を受けている部分も少なからずあります。

それでもまだ、訪問看護ステーションなどであれば、給料30万円前後・年収500万円前後のところもあります。

病院で一通り経験した理学療法士が訪問に転職するのは、お給料事情が影響している場合が多いものです。

ちなみに筆者の友人理学療法士には、350万前後で定時にも帰れずに勉強も出来ない…という地獄のような環境下で働く人を知っています。

職場選びは上手にしないと本当に大変なことになります。

平均的な時給

そして最近の非常勤の時給も以前より大きく下がっています。平均的な時給は次のような状態です。

理学療法士の平均的な時給

時給:1500~3000円

10年前ほどはどこにいっても時給3000円を超えていましたが、今は稀ですね。最近では1000円台をたくさん目にするようになってきました。

場所によっては時給1200円程度のところもあって、理学療法士という国家資格が無くても同等の時給で働けるところがたくさんあるような状況です。

診療報酬の低下・理学療法士数の増加があり、今後も加速していくことが容易に想像出来ます。

何も考えずに働いていると、給料・時給はさらに減っていくと覚悟しておいた方が良いでしょう!

昇格と昇給はどれくらい?

こちらもけっこう厳しい!

昇給500円とかまじかよ…

まー安くても昇格・昇給すればそこそこいいでしょ?と思うのですが、実際はどうなのでしょうか?

昇格はなかなか厳しい

確かに管理職になることが出来れば給料はそこそこもらえるでしょう。

筆者は管理職ではありませんので、実際のところどれくらいの手当てが付くのかは知りませんが…平均理学療法士よりは幾分か良いのは明確でしょう。

でもね、これだけ理学療法士人口が増えているんです。未だに年功序列の日本社会ですから、上もそこそこ詰まっていて、ライバルとなる若手は山のようにいます。

管理職は一握り…となると、少し厳しそうですよね!

では昇給は?

そうなるとアテになるのは昇給ですが、これもなかなか厳しいものです。

噂に聞いたところだと昇給はかなりまちまち。

私の聞いた昇給事情
  • 安いところだと0~500円(ひええぇえ!)
  • 公務員だと5000円程度(ほぉ!)

では、初任給20万円で始まったとして計算してみましょう。

初任給20万なら…

500円昇給なら…

  • 10年勤務で月20.5万円
  • 30年勤務で月21.5万円

5000円昇給でも…

  • 10年勤務で月25万円
  • 30年勤務で月35万円

あら…いずれにしても老後まで考えると、ちょっと厳しいような気がしますね。

退職金ってどう見ておくの?

職場によって差が大きい!

気にしたことないではすまない!

見逃しがちですが、退職金も考えておきましょう

が、これはなかなか明示されてなくて、分かりません。

求人情報を読んでみても、初任給・年収(年俸)・昇給については記載しているけども、「退職金:あり」くらいにしか書いてないところも多いです。

転職活動で「退職金いくらですか?」とか聞けないですしね。

退職金は勤続年数が長ければ長いほど、掛け率が右肩上がりになっていきます。給与や福利厚生がそこそこ良くて、働き続けよう!と思うのならば、メリットは大きいでしょう。

一般的に平均的な退職金は2500万円程度と言われています。

就業規則を見て「あ~勤め続けたら〇〇万円か~!」と比較するようにしてみましょう。

ちなみに年俸制になっているところは「毎年ごとの契約」という形になりますので、基本的には退職金は出ないと考えておいた方がよいでしょう。

「年俸めっちゃええやん!」と思うのは、その中にすでに退職金として一部が含まれているためです。注意しましょうね。

公務員は強い?

給料的には強いです!

イメージ通りだぜ!

公務員は待遇よさそうな気がしますよね。

筆者が聞いている公務員の状況は次のようなお給料事情のようです。

私の聞いた公務員事情
  • 初任給:低め(20万円未満?)
  • 昇給:高め(5000円程度?)
  • 退職金:しっかり!(30年で2500~3500万円程度?)

勤めた最初の頃はしんどいけれども、続けていけば良くなっていく!と世間の公務員事情と一緒のように聞いています。

もちろん条件が良いですから、なかなか退職者も出ませんし、求人に群がっていく…狭き門のようです。

一方、お仕事事情についてはなかなか厳しい意見があるようです。

  • 自動的に昇給するから頑張らない

頑張っても頑張らなくても、評価は一律なので、腐っていくスタッフが多いようです。

  • 自分の知識や技術を深めたい!
  • もっと患者さんの限界を越えたい!
  • 学術活動で突き抜けたい!

こんな思いを持つ理学療法士にとってはつらい場合もあるようです。お金だけで選べないところが、理学療法士のおもしろくも難しい側面ですね。

*全ての公務員理学療法士がそうではありません、筆者が耳にしている範囲であることをご了承ください。熱心に学術などにも取り組んでいる公務員もたくさんいます!

理学療法士で結婚出来る?

結婚できますが…

少し話題は変わって、お金問題と絡んでくる重要な因子が結婚問題です。

男性の理学療法士

「奥さんが働かなくてもいいようにしてやりたい!」ときっと思うことでしょう。

世の中には世帯年収が300万円前半でも楽しく過ごしている家庭があると聞きますので、理学療法士の平均的な給料であれば、結婚しても「何とか」やっていけるでしょう。

でもね、平均的な給料では「何とか」を脱することはきっと出来ません。400万円程度の年収では生活に我慢することが多くなってしまうのは目に見えていますし、何より老後の貯えがあまり出来なくなってしまうでしょう。本当にギリギリです。子どもが出来た時に、好きなことを好きなだけ…とは言えないでしょう。

結果的に奥さんの力が必要になってきます。働くことをOKと考えている人を結婚相手として選んだ方が良いでしょう。

ちなみに看護師さんと結婚する理学療法士も多いようですが、看護師さんの方が夜勤の兼ね合いもあり給料が高い場合があるそうです。家庭内で奥さんの力がすごく強いとの声も聴きます笑。

女性の理学療法士

「非常勤でもそこそこ稼ぎたい!」ときっと思うことでしょう。

上述したように非常勤の時給は下降傾向となっていますので「そこそこ稼ぐ」には、やはり時間をかなり売らなければなりません。もちろん何も資格を持ってない状態でレジ打ちのパートをするよりは時給は良いとは思いますが…。

出来れば非常勤で働かなくても成り立つ家計、を作れる収入の男性と結婚した方が良いでしょう。

…女性の理学療法士じゃなくても、当てはまることですね笑。

理学療法士同士の結婚

同世代の多い職種になりますので、理学療法士同士の結婚はよく聞くものです。

上述しているように、女性が非常勤などで働くことを視野に入れていれば、安定感のある職業なので大丈夫でしょう。

お互いに仕事を理解し合えるので、金銭的な部分以外でのメリットは非常に大きいと言えるでしょう。

  • なんであの勉強会行くの?
  • 職場の愚痴はもう嫌!
  • また理学療法の話題…

とならないようにだけ気を付けるようにしましょう。

求人情報の動向は?

低下傾向も希望はある!

意外にいいじゃん!

ここまでで、もし「うわっ、低すぎ…」と思ったならば、転職を考えるはずです。

ところで最近の求人状況ってどうなってるんだろう?求人情報サイトを見て、調べてみました

求人動向としては大きく3種類の特徴があります。

  1. 求人数の低下
  2. 給与の低下
  3. スキルを求めている

当然のことですが、理学療法士の数が増えているのでどこの法人でもそこそこ人が足りている状況になってきました。

その結果、まず求人数が低下しています。当たり前ですよね。

実はこれだけで「いつでも好きなところに転職」していた理学療法士の強みが1つ減ってしまいます。

現代療法士の転職事情
  • 昔:理学療法士の免許を持っているだけで「今日辞めても、明日から働ける」
  • 今:「理学療法士としての経験年数が多いほど、働きにくい」

こんな感じです。経験年数が長いほど給料を増やさないといけないので、出来れば新人の割合を増やして、人件費を抑えたいと考えますよね。

経験者を雇うのも、求人が少ないから高い給与を提示しなくても来てくれるようになっているので、いずれにせよ給与が下がるのは当然の結果ですよね。

そんな中で、まだまだ売り上げが確保できる訪問看護ステーションなどは給与を高く設定できるので、安易に転職するのは今が転職チャンスですね。

一方で、良い理学療法士を探している求人も少しずつ増えています。

  • 職場を管理出来る
  • 診療報酬に沿った運営が出来る
  • レベルの高い新人になるよう教育出来る
  • 患者さんが集まる痛みを取り除く治療スキルがある
  • 患者満足度を高める接遇やコミュニケーションスキルがある
  • 認知症の人が過ごしやすいケアスキルがある

上記のような、「他の理学療法士には出来ない特殊なスキルを持った人」を欲しがっている傾向があります。あなたの持つスキルが法人の欲しているスキルとマッチすれば「是非とも来てくれ!給料はそこそこ出すから!」ということになるでしょう。

このあたりに、今後の理学療法士の給料アップの秘訣が隠されています。

理学療法士の給料の上げ方

実はまだまだチャンスはある!

成功のチャンスはあるのだ!

ついに一番大切な給料アップの話です。今、理学療法士として働きながら、給料を上げるには大きく3つの方法があります。

  1. 管理職になる
  2. 副業で稼ぐ
  3. 転職する

1つずつみていきましょう。

1.管理職になる

理学療法士がキャリアアップする!と考えるときに真っ先に思い浮かべるものですね。

年功序列で難しいということを先述しましたが、それでも実力があれば人事も昇格を認めてくれるはずです。

理学療法士で管理職になるためには、まず臨床能力が必要です。管理職で臨床をする機会が無くても、臨床能力が必要です。なぜなら『臨床が出来ない上司には部下がついていかないから』です。まじで。

管理職は部下に指示を出す役目ですから、ついていこうと思えない上司が指示を出したら反発してまとまりません。なので、臨床能力が必要なのです。

そして次にマネジメント能力です。例えば…

  1. コスト管理を行う
  2. 運営方針を決定する

簡単なように見えますが、診療報酬について正しく理解し、見通す能力がなければいけません。

またそれを他職種や部下に説明して、動いてもらわなければなりません。うわ~筆者は考えただけでもぞっとします笑。

2.副業で稼ぐ

管理職にはすぐになれるものではないですから、ひとまずは副業しよう!という発想になりますよね。

先述したように、クリニックや病院での非常勤の時給は少しずつ下がっていますので、良い待遇のところを選ぶ必要があります。

ある程度の収入を得たい人の多くは、訪問看護ステーションでの非常勤勤務をしていますよね。

探し方は普通に求人サイトを見ても良いですし、人脈があれば紹介してもらうのも良いでしょう。非常勤ですから人間関係の悩みも少ないでしょうし、時給メインで選んでしまいましょう。

さてさて、副業といえば上記のように病院・クリニック・訪問などの法人で非常勤勤務することをイメージするでしょうが、実際には色々な副業をしている理学療法士がいます。

A.ブログによる広告収入

このブログがまさにそうなのです。

ブログに貼ってる広告を見る・クリックすることで、ブログ運営者にお金が入ります。

「なーんだ簡単そうじゃん!」と思うのですが、これがなかなか大変です。ブログを立ち上げて、読んでくれそうな記事を書いて、ブログが検索されて、たくさんアクセスされる必要があります。リハ豆は非常に苦労しています笑。

ちなみに理学療法士の知識や技術はまだまだ一般の人の知らないものが多いですし、理学療法士の数自体も多いので、あなたの知っている知識や技術はブログ記事としてすぐに役立つものばかりです。

リスクも低いので、気軽に取り組めますし、上手くいけば記事を書かなくても月10万円くらい稼いだり出来るようです。またブログ発信から書籍出版に至っている理学療法士もたくさんいます。夢がある~!

ブログおもろそう!と思ったら読んでみましょう!

B.セミナー講師による収入

一度は誰でも目指してみたいのがセミナー講師!

理学療法士として高い専門的知識や技術を身に付けていれば、あなたもセミナー講師としての道が開けてくるでしょう。

まずは職場の伝達講習や勉強会で積極的に発表し、次に友達や若手向けの勉強会で喋る機会をもらって、学会発表や論文に着手しながらあなたのブランド力を高めていきましょう。

理学療法士なら誰でも知りたいような触診・運動療法・脳画像の診方などを扱うのもいいですし、ライバルが少ないような少しニッチな分野から切り込んでいってもよいでしょう。

ちなみに実力をつけるだけではセミナー講師として呼ばれることは少なく、あなたの取り組みや能力はSNSなどを使ってどんどん広告していくことが必要です。

そうそう、最近では自分でセミナーを開催する人も増えています。

私自身もセミナー講師として呼ばれるだけでなく、自主開催もしています。

とはいえ「どうやって自主セミナーなんて開催したらええのよ!?」と思う人がほとんど。

そんな人に向けてnoteで有料記事を書きました。

note:普通の理学療法士が個人レベルでセミナー企画・運営するための具体的方法と手順

この記事を読んで頂ければ、確実に不安なくセミナー開催できますし、ある程度の収益も確実に得ることが可能になります。

10000万文字越えのスーパーボリュームなので、楽しみに読んでください(*’▽’)

C.コンサルタント

セミナー講師と似たようなイメージを持つと思いますが、少し違います。

例えばあなたが認知症のスペシャリストだとしましょう。認知症ケアに悩む病院の指導に行く、認知症のスペシャリストになりたい療法士などの専門職を手取り足取り指導する…これらによってコンサル料を貰うことも副業の形になります。

コンサルタントだと結果をしっかりと出さなければいけないため、求められることが一段階上がるような印象があります(適当な名前ばかりのコンサルもたくさんいますが…)。

あなたの専門性が高まり、指導・教育出来るくらいになればこの道も開かれるでしょう。

3000万!!!

D.アルバイトする

理学療法のスキルを必要としない副業もたくさんあります。筆者は「せっかく理学療法士なんだから、そのスキルをどんどん活かして、社会にも貢献していこうぜ!」と思うので、出来れば理学療法のスキルを活かして欲しいなぁと思っています。

アルバイトを勉強のためにするなら良いですよね。

接客を学ぶためにあえてホテルでアルバイト、なんてのはかっこいいです!

3.転職する

転職には大きく二種類の転職があると考えています。

  1. とりあえず給料だけ見て転職する
  2. 自分のスキルを買われて転職する

先述しましたが「病院で勤務してるけど、給料もう少し…」という発想だけで、給料の高い訪問に転職する人は多いです。給料高いから、そりゃ理にかなっていますよね。でもね、筆者は思うのです。

今は訪問が儲かる働き方ですけど、訪問が儲からなくなった時どうするんだろう…

いずれ理学療法士として保険下で働いているとどんな形態でも貧乏になる可能性ない?

目先の給料だけ追っていると、業界がヤバくなった時に直で煽りを受けない?

と。

では、あなたのスキルが買われている場合はどうでしょうか?

イメージとしては「〇〇さん、君の能力を評価しているから、是非ともウチで働いて欲しいんだ!給料はもちろんそれなりに払うから!」です。

ふむふむ、これならあなたの能力に価値を見出してくれているわけですから、その対価としてお金が発生しています。

これは「理学療法士」という看板だけでお金を稼いでいるわけではないので、高い給料がもらえそうですね。

実際世の中には実力を買われて高い給料で雇われている理学療法士がゴロゴロといます。また、その実力を活かして自らが社長となり会社を動かしている理学療法士もゴロゴロといます。

是非とも理学療法士にはギラギラとして、能力を磨き、稼げるようになって欲しいものです。

理学療法士の転職サイト

えーい!転職サイトの利用だ!

転職をする方法ですが、多くは次の2つに分かれるでしょう。

  1. 紹介
  2. 求人サイト

紹介は、知り合いの理学療法士・学校の先生などが情報源かつ仲介になります。

ただ、そもそもたくさんの職場から選んで紹介してくれるほどの人脈や情報を持っている理学療法士なんてまーいません。知ってるように見えて、実はあんまり知らない(知ってるフリ)が多いものです。

また、紹介してくれる人脈があなたになければいけませんので、これもまたしんどい。紹介で転職出来る人は、転職に困らないのですよ。

そこで求人サイトを活用することになるのですが、ネットで上がっている条件とは限られています。

  1. お給料の事
  2. 就業規則の事
  3. 職場の雰囲気
  4. 立地条件

このあたりしか書かれていないでしょう。そんなにたくさん載せても読んでくれないでしょうから、ポイントしか書けないものですしね。

この条件からあなたに合うものを見つけて、見学に行って実際に様子を見ていきます。このプロセスだと、実際に行ってようやく中身が見えるものなので、あなたはたくさんの職場を見に行かなければなりません。

これ、めっちゃしんどいです。転職なので、仕事をしながら転職活動をしなければなりません…月に何回病院見学に行けますか?って話ですよね。

転職活動の現実

あなたの職場を去った理学療法士を思い浮かべてください…

「おれ、転職活動中なんだけど、どこかいい職場知らない?」なんて言ってる人を見かけたことがありますか?ないですよね。

実は転職活動というのは、今働いている職場の人には言いにくいことなんです。辞める事って悪いことではないのですが、どうも後ろめたさがつきまとってしまいます。

ちゃんと決まってもないのに、辞めるだなんて言えないから余計にそうなります。結婚や出産、引っ越し、帰省が理由ならば話は違うんですけどね。

なので、転職活動を行う際に考えなければいけないのは「精神的にも少ししんどい」ということなんです。

とりわけ、職場にネガティブな感情を持った状態で転職活動する時には「ばれないように…!」なんて人も少なくありません。

ちなみに、職場を辞めることを告げる時期は適切な時期にしましょう。嫌がらせで三月に言う人がたまにいますけど、最悪です…。理学療法士業界は広くて狭いので、あっという間にあなたの評判が次の職場で広がっています。

参考記事:相談できない…理学・作業療法士の退職はいつ伝えるのがベストなの?

そこで転職サイトを利用する事を筆者はおすすめします!

転職サイトとは

あなたの希望に沿った転職先を紹介してくれる転職サイト!

希望に沿ったというのは「あなたの希望を聞いて、必要に応じて担当者が面談や仲介紹介をし、転職成功まで面倒をみてくれる」という事です。

あなたの「東京で、年収600万で、有休消化も出来て…」という希望に沿った求人を見つけ出して、あなたに紹介してくれます。すげー、楽です笑。もちろん楽以外にもたくさんのメリットがあります。

A.聞きにくいことを聞いてくれる

就職する前から「昇給はあるんですか?ボーナスの過去10年実績はどうなんですか?」なんて突っ込んだこと聞けないですよね。

それだけで面接に不利益な可能性がありそうですし。そんなことをあなたの顔は汚さずに聞いてくれます、これ、実はかなり大切です。

B.履歴書や面接対策も手伝ってくれる(人もいる)

理学療法士は資格の特性上、一つの職場での採用試験しか受けたことがない人がたくさんいます。一発で受かるし、併願受験出来ないですからね。

だから、転職のもろもろが苦手なんです、これは仕方ない。

だから、あなたの担当者に手伝ってもらいましょう!

向こうだって転職成功までたどり着かないと報酬が出ないのですから、必死に頑張ってくれるはずです!

*ちなみに転職サイトは、転職が成立することで病院などから成果報酬がもらえます。なので必死に頑張ってくれます。

C.お祝い金をくれる(ところもある)

あなたが転職サイトを使って転職すると、お祝い金をくれるところもあります。

「えっ、職場探してもらった上に、お金までもらえるの?!」と思うかもしれませんが、マジであります。

転職が成立することで報酬がもらえるので、その報酬の一部を利用者である私たちにくれるのですよね。こうなったら、むしろお祝い金のために使っても悪くはない…!?

おすすめ転職サイト

ここでは2つのサイトを紹介します。

その特徴も合わせて紹介しますが、それぞれに持っている求人は少しずつ異なります…

どれも登録は無料なので、全て登録してしまって、情報収集だけでもしてやりましょう!

マイナビ コメディカル

マイナビは超大手求人サイトです。

リハビリ職に限らず、医師や看護、学校、営業、建築、販売、フード…と多くの職業の転職を扱っています。もう大手すぎて任せるしかない…!『20代30代セラピストが使いたいサイトNo.1』として君臨しています。

その特徴は次の2点です。

  1. 面談を実施
  2. ブランド力

他の求人サイトよりも面談から私たちの転職ニーズを引き出し、希望の職場を導き出してくれます。都合の合わない人を除いて、基本的には面談です。

やはりパソコンの前で考えるだけでは、どのような職場を望んでいるのか、自分自身で分からないものです。あなたの転職希望を引っ張り出してくれることでしょう。

もちろんブランド力はすさまじいものです。

他職種も扱っていることから求人の多さは想像できますが、理学療法士に限ってみても約3000件近くあり、まさに大手ならではの力を感じます。

メドフィット

メドフィットは「紹介スピードNo.1」が売りです!

実際、登録から転職まで「最短で2日!」で行えた方もいるほどに、とにかくスピード感を売りにしています。

が、「スピード感って強引に転職させてるだけじゃないの?」と思いますよね。

実は、逆なんですよ。口コミの評価が非常に高い!いわゆる顧客満足度が非常に高いのです!スピード感と言いながらも、電話やメールのやりとりが非常に丁寧(長いとも言える笑)です。

「ここまで面倒みてくれるの?!」という担当者に出会った方が多数いるのです。

そして、場合によっては見学や面談に同行してくれる場合もあります。

事前に担当者と打ち合わせをしておいて「実際の手当てのことを聴いてください」なんて形で上手に使えると、あなたの知りたい生の情報が(あなたのイメージを損なわずに)手に入るでしょう。

新人療法士は何に取り組めば良い?

新人理学療法士よ、貪欲になれ!

お金は大事だね。

他方、「新人はどうすれば良いの?」を考えてみましょう。

1.社会人スキルを身に付ける

まずは日々の仕事をきっちりとして、社会人のマナーを身に付けましょう。

電話対応・名刺の渡し方・言葉遣い・靴の脱ぎ方・メールの送り方…挙げだしたらキリがありません。社会人のマナーが出来なければ、あなたに良い仕事は回ってきません。

理学療法士の前に、まず社会人、まず大人、です。

筆者はこの本で社会人マナーを勉強しました。

2.理学療法士スキルを身に付ける

理学療法士の看板を使う働き方をしていきたいのであれば「立派な理学療法士だよね!」と思ってもらえるだけのスキルが必要です。

解剖・生理・運動の基礎知識、疾患・症状の把握、各分野における評価と治療の実践…スペシャリストと言われるところまで出来なくても「何でも一通りは出来ますよ!」と言えるようにはなっておきたいものです。

もちろん、すごーーーく大変なのですが、日々それを目指すことでしか、立派な理学療法士への道は開かれません。

3.実績を作る

単に理学療法士として働くだけでは、あまり良い収入を得ることが出来ないのはここまでで良く分かったと思います。

となると「あなたにしか出来ないこと」を実践することで、ようやく高い給料に結びついてくるものです。

でも、能力だけがあってもダメ。「へぇ~そんなこと取り組んでるんだ!」と実績を作りましょう。

理学療法士では一般的な学会発表や論文はもちろん、行政や一般企業と提携して行った仕事、セミナー講師歴、職場で取り組んで成果の上がったもの…なんでも構いません、聞いた人に関心をもってもらえる実績を作りましょう。

ひじょーーーーーにおすすめの一冊です!必ず読みましょう!

4.全て同時に取り組む

これらを順番に取り組んではいけません、全て同時進行です。なぜなら、順番では間に合いません、おじいさんになってしまいます苦笑。

マナーを学びながら、理学療法士としてのスキルも高め、実績も作る…上手くいかなければその場その場で学んでいく。

あなたが普段いないような空間に居続けることで、自然とレベルアップしてくるものです。

勉強しても、治せても、給料は…

ここからは少し余談と思って読んでみてください。

給料の階段やで~!

 

理学療法士が保険診療下で働いている場合には、収入は診療報酬によって決定されています。

だから、めっちゃ勉強出来ても、治せても、大学院に通ってても、論文を出していても…20分1単位はどの理学療法士も一律料金なのです。

  • 「私、○○がすごい上手なんで」
  • 「私、○○について深く知ってるんで」

なんて思っていても、給料は一緒です。売り上げが一緒なんだから、仕方がありません!

新人理学療法士の頃には「とにかく勉強して、実技練習して、学術活動をして…とにかく…レベルアップしなさい!お給料のことなんて治せるようになってから言いなさい!」と言われますよね。

それね、患者さんを治すためには確かに合ってるんです。でもね、治せるようになったところで給料は上がりません。これ、絶対です。

  • 「え、そんなこと言っても、稼いでる理学療法士って、すごい技術持ってるでしょ!?」
  • 「あの有名な先生も、すごい技術を買われて教授になってるんでしょ?!」

確かにそうです、有名な理学療法士は技術がずば抜けている人が非常に多いです。

と、ここで考えて欲しいのですが、知識・技術が優れている人が全員恵まれたお給料事情でしょうか?

違いますよね。

知識・技術を持っていても、一部の人だけが恵まれたお給料事情になっているのです。

ここには実はカラクリがあるのです!

知識・技術で儲かってる療法士

そのカラクリとは下記の2つを上手に使っています。

  1. 人脈
  2. 売り方

例えば、セミナー講師になるためにはセミナー運営会社の方との人脈が必要になってきます。

ただただ勉強して目の前の患者さんを治せるだけでは、セミナー講師の話なんて何十年やっても回ってきません。

となると、その人脈を作るための売り方も必要なのです。「○○が得意ですので、誰にも負けない講義をします!」と熱い気持ちで売り込みしています。

人気セミナー講師になるためにも、このような「知識・技術ではない部分」に対してすっごい努力をした結果、安定した地位を獲得出来ているのです。

もちろん、ここで考えておきたい事は「人脈や売り方が良ければ儲かる」わけではないということです。

あくまでの理学療法士として、立派な知識・技術を持っているからこそ「人脈や売り方で生きる」ということです。

だから「とにかく治せる理学療法士になりなさい!」というのは半分正解なのですが、半分嘘です。

あなたという理学療法士が稼げる理学療法士になる方法も同時に教えてくれていなければ、治せても意味ないのですから。

おっと、少し脱線しそうなので戻していきますね。

となると、やはり!理学療法士は知識・技術の研鑽と並行して、お金のことも考える必要がありそうですね。

金のことを考えるのはゲスい?

筆者自身がそうでしたが「お給料の事よりも、知識・技術を高めれる職場に務めたいです」と、就職活動の時には思っていました。今考えると恐ろしいのです…。

どうも、お金に対して貪欲になる事はゲスい行為であると日本人的感覚から思ってしまうようです。「お金よりも…」とお金のことを置いておいて、他のことを考えることが美的感覚としては突き刺さるようなのです。きっとこれ、国民性ですよね。

でもね、考えて欲しいんですよ。

お金がなくて、困っている患者さんのこと。

  • お金があれば、もっとサービスを受けれる
  • お金があれば、家屋改修が行える
  • お金があれば、自費リハビリが受けれる
  • お金があれば、自費介護サービスが受けれる
  • お金があれば、有料老人ホームに入れる

お金が全てではありませんが、お金によって解決出来ることはたくさんあります。お金がなくって困ることがたくさんあります。

私たち理学療法士はたくさんの収入源が絶たれた患者さんと関わっているのに、自分がもし怪我や病気で働けなくなったら…ということを真剣に考える機会が少なすぎます。自分のリハビリテーションについて考えなさすぎです。

お金について考えるのは決してゲスい行為ではありません。

あなたがあなたらしく生きていくための重要な要素なのです。だから、必死に考えなければならないのです。気付いている人は気付いています、お金に無頓着な人のヤバさに。

筆者の周りには、勉強ばかりし続けて、お金のことを考えてこなった療法士がたくさんいます。

  • 「子どもが中学に上がるけど、きつい…」
  • 「ローンの支払いがカツカツで…」
  • 「お小遣いが減らされて…」

ある程度の経験年数を経て、自分の給料が上がらない事の問題に直面して、ようやく気付いている人がたくさんいます。

でも、気付いても、どうしていいか分からない…だってこれまで取り組んだことがないんだもん…という状態になっています。

これってすごく怖いです…

今後の医療介護情勢は掴んでおこう!

未来を読む!

療法士として求められれば高給も夢ではありません!

そこで必要なのは「診療報酬をきちんと読み取る」ということです。

例えば、訪問リハビリは非常勤の時給も高く、常勤であれば30万以上の手取りをもらえる事業所は多いですよね?これは訪問リハビリの点数が高く設定されているから、理学療法士に高い給料を払うだけの利益があるということなんです。今、簡単に高い給料を狙うならば訪問リハビリ(病院が持っている事業所は渋りますので、独立した事業所が良いですよ)に転職することが手っ取り早いです。

一方、医療保険下での外来リハは今後終焉を迎えようとしています。医療でのリハビリでなくて、介護でのリハビリをしてね!と数年前から言われています。…となると、要介護状態の患者さんを医療保険で長期間リハビリしているような整形外科クリニックはこの数年で非常に恐ろしいことになると考えられます。多くの医院が訪問リハビリに切り替えるか、介護保険の使える通所リハの運営を始めています。この波に乗れてないクリニックは非常に危ないです。

また、回復期リハビリテーション病棟もよく考えた方が良いでしょう。昔はバコバコと作られていましたが、今はその数を減らすように国が動こうとしています。基本入院料を高くとれる(つまり儲かる)施設基準Ⅰというものが維持出来ない病棟が増えていているのです。「回復期なら大丈夫!」の時代はとっくに終わって、今は戦国時代状態です。きちんと見定めないと、めちゃ怖いです、こちらも。

参考記事:理学・作業療法士が診療報酬について知っておくべき3つの理由

儲かる職場にしか、高い給料を払う事は出来ません。まずは経営が成り立っている施設か否かを見極めましょう…見た目はきれいで患者さんがたくさん入院していて、安全そうなところでも経営はぼろぼろ…という職場は少なくありません。気をつけましょう。そのあたりは事務長と呼ばれる人と見学時に面談して聞いてみるとよいでしょう。

そして、またまた裏を返せば「経営を改善出来る能力」があれば、高収入も期待できるというものです。

回復期リハビリテーション病棟であればFIM改善率・在宅復帰率が一定の基準を越えなければなりません…そのため療法士には、ADLを高めることが出来、自宅復帰を支援する能力が必要とされています。これが出来て基準をポーンとクリア出来るような取り組みをあなたが出来れば、めちゃめちゃ力強い人材ですよ。(そんな人材育成出来るセミナー講師やコンサルも力強い人材です!)

実はこんな観点から理学療法士として働いている人はそんなにもいないので、気を付けているだけでけっこうな効果があります。まずは「経営が良くなるにはどうすればいいかな…」と考える癖をつけてみましょう。それだけで世界が変わりますよ。転職する時の武器になることも間違いなしです。

おわりに

お金を考えろ!

お金について考えないと本当に大変!

理学療法士がお金のことについて必死に語ることってなんだかタブーとされているような気がします。

若手のうちは知識を深めて…技術を研鑽して…学会発表して…いずれは大学院に行って…とにかく一人前になりなさい!と、言われそうです。

しかし、今の理学療法士が生きる時代で、それだけやっていても貧乏な大人になってしまうことは目に見えています。

  • お金があるから有料老人ホームに入れる
  • お金があるから満足な社会資源を受けれる
  • お金があるから楽しく生活できる
  • お金があるから家族が介護してくれる

理学療法士として働いていれば、お金があるから救われている患者さんをたくさん見てきているはずです。

お金が大切だからこそ、ちゃんと将来のことを若いうちから考えて、自分の生活をコントロール出来るようにならなければいけません。貧乏になってからは手遅れです。

もう一度…なんとなーく働いていては、今後必ず貧乏な大人になってしまいます。若手のころから、しっかりとお金を考えて働くようにしましょう!

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