理学療法士・作業療法士が身に付けるべきコミュニケーションスキル

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あなたは患者さんと関わる時、上手にコミュニケーションスキルを用いているでしょうか?患者さんとのコミュニケーションは関係性構築や情報収集だけでなく、自主トレーニングや生活管理の促進にも繋がります。この記事では、理学療法士や作業療法士が身に付けておくべき基礎的なコミュニケーションスキルについて紹介します。

コミュニケーションスキルとは

コミュニケーションスキルとは、コミュニケーションをとる時に使える技術・手技の事です。療法士が患者さん・スタッフと関わる時に「○○に気を付けながら関わっている」なんてものがあれば、まさしくそれでしょう。

このスキルには2種類あって、「言語」と「非言語」に分かれます。この記事では言語的コミュニケーションとして「バックトラッキング・あいづち」を紹介。非言語的コミュニケーションスキルとして「アイコンタクト・うなずき・ミラーリング・ペーシング」を紹介します。

言語的コミュニケーションスキル

バックトラッキング

これは相手の言葉をオウム返しすることです。

患者さん「昨日から歩行器で歩けるようになってきました!」

療法士「へぇー!歩行器で歩けるようになってきたんですね!」

と、このように、そのまま返すことです。簡単ですよね?

人は自分の言った言葉がそのまま返ってくると、すごく気持ちの良いものです。「ちゃんと話を聞いてもらってるんだな」「この人は自分の事を分かってくれてるんだな」なんて気持ちになります。患者さんが喜んでいる、楽しんでいる時には是非バックトラッキングしてみましょう。

注意点として、ネガティブな言葉に対しては積極的には行わない事です。ネガティブな情報が強化されてしまうと、よりネガティブになってしまうものです。

あいづち

効果的なあいづちは「さ行」「は行」です。

さ行 は行
さすが! はい
知らなかった! (ひ:該当なし)
すごい! ふーん
(せ:該当なし) へぇー
そうなんだ! ほぉ

この表のように「さ行」は相手の気持ちを持ちあげたりするときにとっても有効です。会話の中で「すごいですね!」なんてなかなか言えないと思ってしまうものですが、使ってみれば意外にも使いこなせるものです。日ごろから使い慣れないけど、積極的に使う事が大切です。

「は行」をあえて知っておく意義は、癖であいずちを行っていると、一辺倒になってしまうためです。いつも「はいはい、はいはい」と言ってしまっている人は「へぇー」などの使ったことの無い言葉であいづちするようにしましょう。いろんなバリエーションで話を聴くことで、ちゃんと聞いてもらってる!と思わせることが出来ます。

非言語的コミュニケーションスキル

アイコンタクト

言葉の通り、目を見て話すことです。

目を合わせてくれないと、なんだか不信感が生じますよね?患者さんでも一緒です。目を見て話してくれることは、かなり大切なコミュニケーションになります。

理学療法士や作業療法士が注意したい場面はたくさんあります。車椅子に乗っている人を上から見下ろしてはいませんか?血圧測定の時に血圧計ばかりを見ていませんか?つい体を触ることばかりに目がいってませんか?ちょっとしたした時にアイコンタクトを忘れていないか注意することで、信頼関係を築くためのコミュニケーションとして大きく役立ちます。

うなずき

これも言葉の通り「うんうん」とうなずくことです。

実はうなずいているつもりでも、ちゃんと出来ていないことが多いものです。周りにいる「コミュニケーションスキルが高い人」を少し観察してみてください。きっとその多くは「ちょっとオーバーリアクションじゃない?」と思うくらい、しっかりとうなずきをしているものです。

自分のうなずきって、相手にうなずいてるって思われているかな?なんて考えてみて下さい。

ミラーリング

ミラーとは鏡のことです。

相手の動きを鏡のように真似する事で、なんだか親近感が湧いてきて、信頼関係に繋がってくるとされています。長年連れ添った夫婦がなんだか似ていたり、小さな子どもが親の真似をしたりするのは、このミラーリングが自然に出来ている状態とされています。とはいえ、あれこれ全てを真似していると気持ち悪いものです。部分的に真似するようにしましょう。

理学療法士や作業療法士であれば、痛みの場所を訴えている時にそのポーズを真似してみる、一緒に座っている時の姿勢を真似してみる、なんて方法があります。

ペーシング

相手のペースに合わせることです。

これは話し方(音量、スピードなど)だけでなく内面(感情、価値観、考え方など)を相手に合わせることが必要です。

痛みが辛い、体が治らなくて悲しい、歩けて嬉しい、手が動いて幸せ…患者さんは様々な気持ちになって、それを言葉として(あるいは上手く言葉には出来ないけど)表出されます。自分と同じように感じてくれているかどうかは、療法士の話し方に現れてくるものです。表面上だけでなく、内面も患者さんとペースを合わせることで円滑なコミュニケーションを図ることが出来ます。

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