理学・作業療法士がセミナー受講する際に学びを無駄にしないためのある理論とは?

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セミナー行ってますか?

セラピストがセミナーで様々な知識・技術を高めるのは当たり前の事です。月に何回も外部へ足を運び、何十万円…場合によっては年間百万円以上セミナーに使っている!なんて人も少なくありません。

ところで、その学んだ知識・技術は「本当にあなたの力になっていますか?」もしかして「無駄になっていませんか?」

この記事では、せっかく時間とお金をかけて行ったセミナーの経験を無駄にしないために、知っておいてほしい1つの理論を紹介します。この理論を知っているかor知らないは、かなり大きな違いとなってあなたに蓄積されていきます。必ず知っておくべき理論です。

学びのピラミッド

「学習をどのように行うのか」は「学習の定着率」に影響を与えるとされています。

下図がその定着率を示したピラミッドです。

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*ちなみに%には根拠がないらしいので、イメージとして持っておくくらいにしましょう。

「講義」では、講義を受けるだけの状態を示します。この時には講義を聞いた内容のたった5%しか、あなたの頭には定着していないのです!せっかく勉強したのに、たった5%ですよ、たまったもんじゃない!

一方「他人に教える」と、学んだことの90%があなたに定着すると言います。となると、セミナー講師はお金を貰っているのに、一番勉強効果を得ていることになります。こりゃなんだか割に合わない話ですね。

さて、各要素をセミナーの経験に合わせて細かく考えていきましょう。

講義:5%

講義を聞くだけ

100人以上の大規模セミナー・学会シンポジウムとなると、一方的に聞くだけのセミナーが少なくありません。良い話をたくさん聞くとなんだか賢くなった気分になりますが、帰った時にはほとんど何も定着していません。「今日の講義は聞くだけか…!」と気合いを入れて少しでも学習定着を高めれるように心がけてください。

読む:10%

資料を読み深める

セミナー中には資料・ノートに書き込むことに全力を注ぎこむタイプの人っていますよね。「あとで振り返れるように…」と。気持ちはよく分かるのですが、実はあんまり効果がありません。ぼーっと聞いているよりは遥かに定着率が高いですが、後から読めばよい!という発想でセミナーに臨むのはやめましょう。

また、セラピストにとって文献や書籍を読むことは非常に重要です。しかしそれだけでは学習が定着されないことはしっかり頭に入れておいた方がよいでしょう。

視覚教材:20%

学んだことを視覚化してみる

ここはセミナー受講のポイントとは少しずれるのですが、学んだことを視覚化してみるようにしましょう。歩行や筋肉や脳科学など、セラピストの勉強する内容はイラストに置き換えやすいものが多いです。自分なりに棒人間や脳のイラストを描いてみて、矢印などで結びつけながら理解を深めていきましょう。

ちなみに上手な講師は視覚教材の使い方に非常に優れています。大切なところは絶対にイラストを使っています。あなたが将来セミナー講師をするときにはどのように学びが定着する発表となるか、受講しながら考えてみるのもおもしろいものです。

デモンストレーション:30%

模擬患者で練習してみる

技術系のセミナーであれば、参加者同士で練習する時間が必ず設けられています。これはやり方を学ぶだけではなく、実は定着を狙うために行われている事がほとんどです。あなたが学んだ技術も、学びっぱなしではなく、どんんどん同僚を相手に試してみましょう。

治療技術とはある程度上手になって患者さんに提供されるべきものです。お試しで…みたいな気持ちで患者さんに技術を行ってしまうのはよろしくないでしょう。

グループ討論:50%

理解したものをあーだこーだ言い合う

グループディスカッションをセミナーで入れている講師も少なくありません。あなたの理解度が試されるようで少し不安になるものですが、実はその瞬間に学びが深くなっています。もし同僚や友達とセミナーに行ったのならば、休み時間も「あれどう?これどう?」と言い合ってみましょう。もちろん配布資料を持ち帰って、何でも知っていそうな上司に見てもらってあれこれ言いまくるのも学びになります。セミナー中のディスカッションだけではなく、自分で時間を準備しましょう。

体験学習:75%

実践による体験をする

さて、いよいよ臨床で実践出来るようになったとき、本当にあなたに定着してくるものです。患者さんに治療技術を提供する、知識を応用して臨床展開をする…このようになってきた時に、実はあなたの知識・技術はどんどん定着してきているのです。患者さんに実用出来てあなたの学びも深くなる…こんな最高な事はないですよね。

他人に教える90%

一番効果的なのは伝達講習なのだ!

さてさて、学んだ内容を同僚に教える。これが一番の学びになります。セミナーに行ったらその日に資料を作って、翌日には職場で伝達講習をしましょう。もちろん早く行えばそれだけ学習定着は高くなります。患者さんに迷惑がかかるわけではありませんし、聞いた同僚は新しい知識が入ってうれしいし、教えてるあなたはもっと賢くなっている!こんな良い話は他にないでしょう!

伝達講習最高だな!

まとめ

学習定着を考えると、実はだんだんと定着率が高い取り組みをするのではなくて、最も定着率の高い「伝達講習」を行うのがてっとり早くて効果的なのです。信頼できる上司や同僚が居れば、間違っている部分は修正してくれますし、さらに学びが深まるように手助けをしてくれるはずです。学習のピラミッドなんてセラピスト業界ではあまり知られていないものですが、知っておくとあなたの強い手助けになります。是非とも応用しながらセミナーを受講していきましょう!

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