療法士のタメ口問題…やっぱり、結局、普通の結論に至るのです。

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先日、POSTにて『医療従事者のタメ口にイライラしている!?ネットに寄せられた衝撃的な意見。』という興味深い記事がアップされていました。

療法士のタメ口問題というのは、どの職場においても一度は必ず議論されたことがあるものです。

そんなあるある問題…私は一生懸命一年くらい考えたのですが、結局普通の結論に至りました。その結論とは…

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タメ口は賛否両論

POSTさん記事では、ネットで寄せられた情報から「タメ口は賛否両論だね!」ということを述べています。

  • タメ口使うなんてありえない!
  • タメ口は逆に平気!機械的な敬語より良い!

うんうん、確かに賛否両論ですね。

実際、現場を見てみると様々な状況が目に入ってきます

  • そのタメ口あかんやろ!…あれ、すごい良好な関係!?
  • 敬語すごい丁寧だなぁ…んん~なんか距離感あるような…

現場を見て、タメ口問題を考えると頭を悩ませるものなのです。

タメ口問題を考えること約一年…

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私は頭が固い方で、何事も自分の中でしっかりと答えを出したかったのです。結局、タメ口って良いの?悪いの?をはっきりさせたかったのです。

そこで、タメ口がダメ!という理由はたくさんあって、簡単に述べることが出来るのです。

  • 患者さんは年上なんだからダメ!
  • サービス職なんだからダメ!
  • マナーとしてなってない!
  • 下品!教養がないのがバレる!
  • 患者さんを下に見ている!
  • 患者中心の医療じゃない!

もう並べだしたら本当にキリがありません。

一方で、タメ口が良い理由・上手くいってる場合もたくさん。理由もそれなりのものばかりなのです。

  • 患者さんとの距離感を近くする
  • 患者さんが何でも言いやすくなる
  • 親近感が湧いてくる
  • むしろ信頼関係を早く構築出来る

もちろん「それは却下!」という理由もあります。

  • 話す時に気を使わなくて楽だから
  • 患者さんもこっちにタメ口だから
  • 先輩がタメ口だから

少しも支援出来ない理由を言い訳にしてるようなものは大嫌いなので、こんなのは許しません!

基本的にはタメ口じゃなくて、丁寧に話していても距離感を近くしたり、親近感を湧かせたり、信頼関係を構築することは可能です。それならタメ口をわざわざ選択しなくてもいいやん!と、思うものです。

んん~まぁそれでも実際にタメ口で上手にやっている療法士を見ると、「タメ口って悪くないよなぁ~」と思う場面がたくさんあったのです。

そしてだらだらと悩む事…約一年が過ぎました。悩みすぎです。

ラーメン屋で最高級のサービスを期待するのか?

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さて、少し話を変えてみましょう。

あなたがラーメン屋さん(一杯1000円以下のお店)に行くとしましょう。ラーメン屋さんって、ラーメン屋さんの接客がありますよね。

  • いらっしゃーい!
  • 味噌ラーメンいっちょー!
  • 熱いので気を付けて召し上がりくださーい!
  • お会計1000円になりまーーす!
  • またのお越しをー!

みたいな接客です。

ラーメン屋さんに行くと、上記のようなフランクな接客だと思って食べにいきますから、別になんの違和感もないんですよね。

これが高級フランス料理店で5万円くらいのコースを食べに行くことを考えてみましょう。

きっとラーメン屋にいく時のようなラフな服装では行けないですから、客なのに少し気合いを入れて食べに行くと思うんです。それって「良い料理を食べに行く=良い接客サービスを受ける=それなりにふさわしい服装をする」という発想から生じているもんですよね。

だから、そんな高級フランス料理店に気合入れていったのに、「らっしゃーい!コースいっちょー!」とか言われると「なんやねんこの店…」となってしまうわけです。

そして逆に考えてみると、ラーメン屋さんに行って最高級のサービスを受けると「これはこれで…居心地が悪い…」と思うわけなのです

例えば、ラーメン屋なのに「上着をお預かりします。」「ご予約されていた〇〇様ですね、お待ちしておりました。」「足元にお気を付けください。」「こちらのラーメンに使用しているチャーシューは…ねぎは…」とか、ミゾミゾしちゃいますよね!

つまり、お客さんには提供するものにぴったりのサービスを提供しなければいけないんですよ。丁寧であれば良いというわけでなくて、いい感じのサービスが欲しいんです。言葉はそサービスの一つです。

北海道のラーメンでは「一幻」というエビだしたっぷりのお店がおすすめです。北海道に行った時には是非食べてみてください。

リハビリ場面においても、実は同じようなことがある

リハビリ場面においても、実は同じようなことってあるんですよね。

  • 軽く楽しい対応を求めている患者さん
  • 丁寧な接遇を求めている患者さん
  • 特に別に何も気にしない患者さん

だから人によっては敬語ばっちり寸分も狂いない丁寧さで関わらなければなりませんし、人によっては「なにしてんねーん!」とか関西弁丸出しの乱雑対応が良い人もいるのです。

だからね、私は結論として…

人に合わせて言葉を選ぼうね!

というところに至りました。普通です。どう考えても普通の結論です。

タメ口はOK?

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つまりタメ口はOK、という場合がある。ということです。

でもね、実際問題はOKという人は少ないですよ。そして、わざわざタメ口を選択しなくてもいいですよ。タメ口じゃないと良好な関係性を築けないなんて場合は少ないですよ。

そしてタメ口でOKだと思っていても「実はタメ口嫌なんだよね~」と思っている患者さんが一定数いるわけです。だから、わざわざタメ口を選択しなくてもいいんじゃないの?と結論付けています。

では「敬語が嫌って言う患者さんがいるけど、どう?」という場合にも同様です。やっぱり一定数「きちっとしすぎてると何だかなぁ…」という人がいるのは事実です。

だからほどほどに崩した言葉にしましょうよ!と、思うわけです。

何事もちょうどいい感じが一番です。そして時に崩してみたりカチッとしてみたり…必要に応じてふり幅出せるくらいが良いのです。

結局、普通の結論だ!

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ここまでの文章で書いてみると、さらーっとしているのですが、実際には悶々とずーっと考えていました。そして、割とちゃんと考えたにも関わらず、結論はめっちゃ普通のものでした。

人に合わせて使おうね!

という結論なので「タメ口は良いですか?悪いですか?」という質問を見ると「…そりゃ、賛否両論になるだろうな…」と、思ってしまうわけです。

まぁでもさ、世の中の療法士には何も考えずにガンガン患者さんにタメ口使ってる人もいるわけです。私は患者さんとの関係や背景因子を考慮した上で選択する場合には良いと思いますが(適応は少ないですが…)、何の評価もないのは非常に嫌いです!そんなのダメだよ!です。

療法士として働いていると、タメ口問題には必ずどこかでぶち当たるものです。多分これからも賛否両論があちらこちらで繰り広げられると思いますが、きっと永遠に繰り返される問題なんだろ思います。

良いか悪いか…二択ではない考え方を持つことも非常に大切、と頭に置いて、考えてみてください。

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