療法士が多職種連携する際に必要な3つのコミュニケーション

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療法士の働き方は少しずつ変化してきています。これからの療法士は他職種とチームを組んで一人の患者さんを考えていく能力が必要です。そこでは医療・福祉の知識を全然有さない人がいたり、一方で別領域の専門家がいたりと、コミュニケーションが難しいものです。この記事では多職種連携の際に必要なコミュニケーションについて3つに絞って紹介します。

多職種連携とは

2025年には団塊の世代が後期高齢者に突入し、史上最大の高齢社会となります。そこで、医療・介護・地域・行政などが連携して、高齢者を支えるための地域包括ケアというものが勧められています。

これまで病院・施設・訪問先などで患者さんと一対一のコミュニケーションを取れれば療法士としての仕事は出来ている!という認識があった療法士も、今後は地域の医療スタッフや医療的な知識を持たないスタッフとの連携し、みんなで患者さんを支えるような関わりが必要となってきています。

多職種連携で必要なコミュニケーション

1.言葉を考える

多職種連携で問題とされがちなのは言葉についてです。

療法士のあなたは下記の言葉が何か分かりますか?

  • 筋緊張
  • 動的バランス
  • TUG

言葉のしっかりとした定義が述べれなくても、すぐに何のことか理解出来ますよね。

では、リハビリ領域に関わったことの無い看護師さんならどうでしょうか?

  • きん…きんちょう…?
  • バランスのことじゃないの?
  • T…何の略???

こんな風になってしまいます。

もちろん逆もありますよね。療法士にはなじみの薄い薬剤の名前・opeで使われる器具の名称などをいきなり言われても「???」となってしまいます。

私たちは知らない言葉が出て来ても、知らない事を素直に言えないものです。恥ずかしいとか会話を止めちゃいけないとか、思ってしまうのですね。療法士が当たり前に使っている言葉って、ちゃんと伝わるかな?と考えながらコミュニケーションを取るようにしましょう。また「その言葉分からない!」と思ったら素直に聞いてみましょう、自分以外にも分からない人がきっといるはずです。

2.相手の価値観や思考を考える

多職種連携はその名の通り、多くのメンバーによって構成されます。

1つの方針や目標をみんなで討論しながら考え、出していくことになります。そこでは、自分の思っていないような方向に話が向かってしまい、なんだか納得の出来ないままに話が終わってしまうことがあります。そこで、自分以外の価値観や思考について考える癖をつけておくと、色んな物事に納得が出来るようになり、また非常に円滑に話し合いが進むようになります。

例えば、ある患者さんに継続的な理学療法士のサービスを継続するか否かを考える時…

  • 何としても自立した生活を…!
  • 介助してもらって楽に生活するのでもいいんじゃないかな?
  • もう諦めて有料老人ホームとか…?

のように、様々な想いがあります。何としてでも自立させたいと思う人に対して「いやいや、もう諦めた方がいいよ」と無下に言ってしまえば荒波が立つだけでしょう。相手がどのように考えているのかを想像しながら話すようにすると「自立させる前に、出来ることないかな?」といったような会話の流れに持っていくことが出来ます。

少しずつチーム全体の価値観を統一しながら、一緒により良い目標を作っていく必要があります。

3.関わりやすい態度をとる

最終的には人と人です。

挨拶も出来ない人間とチームを組むのは嫌

言葉遣いの汚いひとは嫌い

元気に楽しく仕事する人と居たい

いつでも前向きに考えるようにしたい

こんな気持ちは誰でも一緒です。すれ違った時にちゃんと挨拶する、メールや電話のマナーがきちんと出来ている、患者さんのことを第一に考えた振る舞いが出来る…どれもこれも当たり前のことですが、ついつい忘れてしまうことです。チームの雰囲気が悪ければあなたが変えるようにしましょう。

おわりに

多職種連携のノウハウって何だ?という問いについて考える前に、実はまず人と人とのコミュニケーションについて考えることが、より良い多職種連携に繋がると考えています。気軽に患者さんやプランの事を相談し合える関係になっていれば、おのずと良い会議が出来るようになったり、良い目標を設定できるようになっているものです。

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