案外見落としがちな「チームで患者さんとコミュニケーションする」という観点を持ってみよう。

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医療や介護ってチームで行うべきものですよね。

  • 自立した生活を送る
  • ケガや病気にならないように予防する
  • 痛みや病気を治す
  • などなど

どれをとっても、様々な役割の人が関わって実現するものです。

じゃあ、コミュニケーションもチームでやってみようよ!と思うのです。

一人の患者さんの中にいくつもの異なる気持ちが存在する

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当たり前のことですが、一人の人間はいくつもの気持ちを同時に抱えています。

  • リハビリしたいけどしたくない
  • 治したいけど頑張りたくない
  • 頑張りたいけど寝ていたい
  • 応援して欲しいけど話すのは面倒
  • 話したいけど話しかけれない

矛盾した気持ちを抱えたり、全然関係ない気持ちを抱えたり、一瞬一瞬で変化したり…自分も他人も把握出来ないような複雑な状態になっています。まさにカオス!

関係なさそうである恋愛の話

別れ話ってこじれるじゃないですか、大人になっても別れたり戻ったり別れたりしますよね。あれって、そのヤンヤンしている過程で色んな感情に振り回されているわけですよ。

  • もう一度、会いたい…
  • もう二度と、会いたくない…

みたいなね。こういう事態をイメージすると、患者さんの複雑な気持ちを少しイメージ出来るかもしれません。 

で、概して多くの人が、その様々な異なる気持ちを、気持ちごとに誰かに共有して欲しいものなんです。

患者さんはあなたにどんな気持ちを伝えることが出来るのか

何でもかんでも全てを話せる相手、というのはなかなかいないものです。

  • 難しい仕事のコトを相談出来る上司
  • いつでもバカ話出来る飲み友達
  • かっこいいところだけを見せたい後輩

これって視点を変えると、こんな風にも見ることが出来ますよね。

  • 恋愛話なんて到底できない上司
  • 未来について語れない飲み友達
  • 弱音を吐けない後輩

みたいな。

それぞれが違った役割で、違った内容を話したり相談したりしますよね。普通そういうものなんです。

で、患者さんも複雑な感情を色んな人に向けています。

例えば、職種別では…

  • 悲しい気持ちは優しいナースに
  • 頑張りたい気持ちは元気な療法士に
  • お金の悩みは家族に
  • 将来の漠然とした不安はソーシャルワーカーに

みたいな感じ。

同じ職種でもキャラ別では…

  • 冗談を言える若手の療法士
  • 悩みを相談できるベテラン療法士
  • 心を和ませる癒し系療法士
  • 何故か相談出来ちゃう落ち着いた療法士

こんな風になるわけです。

このように考えていくと、一人の療法士に放たれる患者さんの気持ちってごくごくわずかな気がします。

さて、あなたは患者さんにとって、どんな感情を向ける相手なのでしょうか?

あなたが担えない部分を誰かに担ってもらう、それってチームじゃない?

例えば、あなたがバリバリな療法士だったとしましょう。

  • 予後、生活の相談は出来る
  • バカ話で息抜きは出来ない

となると、バカ話は若手療法士に担ってもらうと良いのかもしれません。

あなた:「最近、▼▲さん、自分を追い込むようにリハビリに向かってて心配なのよ。ちょっとさ、話し相手になってもらえないかな?ガス抜きする時間を▼▲さんに作って欲しいのよ~お願い!」

こんな風に、コミュニケーションの観点からチームで関わってみるのも良いですよね。

こういうのもチームでコミュニケーションを考える一例ですよね。

一丸となって同じ姿勢になったりバラバラになったりする

チームとして関わるって同じ方向に向けて、みんなで協力する!ってイメージですよね。

患者さんとのコミュニケーションについても「今は病気にショックを受けてるから、みんなで傾聴していこうね!」のように、みんなで共通することがチームでのコミュニケーションってイメージですよね。

そうではなくて、時には同じ方向を向きながらも手段はバラバラ、ってチームも良いと思うのです。

医療チームが異なる役割で患者さんを良くしよう!と同様に、異なる役割でコミュニケーションをしてみよう!

なんてことを考えるのです。

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