私が「×コミュニケーション」を心に決めた一つの大きな経験。

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コミュニケーションは大切だ!

ということは、ほとんどのセラピストが感じています。

当たり前ですよね、

私たちセラピストは常に患者さんと一対一の関係で治療を進めているわけですから。

 

でも、それをわざわざ言う?

・・・・・わざわざ言うんです。

今回は、わざわざ言う理由を書いていきます。

私は一人の子どもをなくしている

こんなのブログに書くなよ。と思うかもしれませんが、昨年、私は子どもをなくしています。

奥さんの身体にいるときに、死産という形でなくしています。

死産と言うのは流産とは少し違います。(流産の経験はないので、流産について語る事は出来ませんが、違うものです)

 

お腹の中で心拍が停止したことを確認して

その上で陣痛促通剤を開始して

心拍が停止していることが分かっているのに出産して

子どもと一泊過ごして

翌日に火葬場に連れて行きます。

 

我が家の出産した子どもは、カエルくらいのサイズでした。

80グラムくらいの小さい子どもでした。

うちの奥さんが一生懸命に出産して、でも、心拍は止まっていました。

出産したあとは、保育器(?)みたいなものに入れて、アイスで腐敗が進まないようにしながら、一夜を一緒に過ごしました。

 

ハッキリ言って、かわいかったです。

死産した赤ちゃんを見たことがない人がほとんどだと思いますが、臓器がうっすら見えて、手足はまだまだ完成していなくて、どっちかと言えばエイリアンみたいなわが子でしたが、とんでもなくかわいかったです。

 

精神的にはボロボロの夫婦でしたが、それでも寝ます。

夜には看護師さんに赤ちゃんを預けて、少しだけ寝ました。

朝に再度赤ちゃんと会わせてもらうと、浸出液が少し出てきて、昨日とは違いました。アイスをいくら入れてても、心拍が停止していると、身体の水分が出てきますから、しょうがないですよね。

 

私は昨晩に火葬場に連絡していましたので、午前中に退院して、少しだけ家に赤ちゃんを連れて帰って、それから火葬場に連れて行きました。

実は、赤ちゃんで、100グラムにも満たないと、火葬した時に、火力(と風力)が強すぎて、跡形も残りません。赤ちゃん用の火葬場というのはなくて、動物用か大人用の所で焼きますので、赤ちゃんの脆い骨なんて消し飛んでしまいます。なので骨をもらうことも出来ません。火葬の職員さんに預けたら、それで終わりです。お願いします、とだけ言って、あとは家に帰るだけです。

 

産まれて、火葬したら、何も出来ないんですよね。

夫婦、ぼろぼろです。

支えてくれたのは入院先のナースだった

旦那というものは無責任なものです。

自分のお腹には赤ちゃんがいないから実感がありません。もちろん出産することもありません。赤ちゃんが私の掌にのっていても、奥さんの掌にのせているのとはわけが違います。

奥さんは私とは違います。原因が奥さんのせいではないと分かっていても、自分自身を責めますし、出産したことで悲しさが私の七億倍くらいです。ハッキリ言って、私には悲しむ権利すらもないような状態でした。

 

そんな中、精一杯支えてくれたのは病院のナースでした。

 

うちの奥さんが泣いてたらそっと手を握る

泣きじゃくってたら黙って一緒にたたずんでくれる

自分の経験を語ってなぐさめてくれる

旦那がなぐさめているときはそっと扉を閉じて部屋から抜けてくれる

明るい表情の時は何も無かったかのように元気に接してくれる

自分を責めないでと力強く言葉を送ってくれる

何かあったら絶対に言ってね、と何度も言ってくれる

 

どれもこれも、当たりまえと言えば当たり前のことです。

そんな当たり前をたくさん、おそらく心から、私の奥さんのケアしてくれました。

 

死産と言うのは一般的にはハッピーな話ではありません。

ハッピーでは無いにも関わらず、退院するときには「この病院で産めてよかったね」とスタッフに笑顔で別れを言うことが出来ました。

きっと、あの病院のスタッフが支えてくれなかったら、もっとズダボロのままに退院していたと思います。

 

スタッフのケアがあっても、なくても、退院することは出来ます。

そしてそれなりに生活に戻れると思います。

それでも、あのケアのお陰で私たち夫婦は日常に帰っていくことが出来ました。

私はあんなケアを理学療法士として行っていきたい

私はこの経験をする前から、理学療法士としてコミュニケーションに注意を払って、勉強もして、学術もしていました。

 

そして、この経験を通して、私も、理学療法士として、もっと「あなたに関わってもらって良かった」と思ってもらえるようなケアをしていきたいと思うようになりました。

 

声かけを丁寧にしたり、表情を作ったり、なぐさめの言葉をかけたり、明るく励ましたり…こんなものは何のお金にもなりません。

でも、何のお金にもならない行為によって、私たち夫婦は助けられました。

そんな経験を、理学療法士として、少しでも還元したいのです。

 

これからの時代には、終末期患者さんが増えたり、予防で長期的に生活管理したり、好きでもないリハビリを頑張らなきゃいけなかったり、やる気のない人を運動させたり…様々な形で理学療法士が心のケアをしながら関わっていかなければなりません。

私たちの知識技術を深めるベース(学術的知識やノウハウ)はたくさんあります。その一方で、それを支えたり押し上げたり付け加える心のケア=その一つとしてのコミュニケーションはまだまだ経験則に頼っていると言えます。経験則で良いものを提供出来ているならまだしも、全く注意を払うことなく、おなざりになっている場合もあります。

私はそんなコミュニケーションを考えて、患者さんに還元していきたいのです。

広めて知識技術にしていくために

過去の記事でも書いていますが、コミュニケーションの知識技術を広めていくためには、様々な方向からセラピストにアプローチしていく必要があります。

  • 学術
  • セミナー
  • 教育
  • ブログ
  • 異業種コラボ

こんなの。

でも、色々やろうとしても限界があるのです。一人では。2017年はこれらに全部取り組んでみました…その結果…ボロボロです笑。もう、死にそうです笑。なので、2018年は協力していただける方と共に、知識技術を広めていきたいと思っています。

 

基本的にはプロジェクトベースで様々な物事を動かしています。

  • セミナーやるぞ!
  • 異業種コラボやるぞ!
  • 教育やるぞ!

その都度、プロジェクトメンバーを集めていきたいと思います。

共感していただける方と一緒に作り出していきたいです。

それでは(*´ω`)

 

あ、この本良かったです。

全ての医療職が読むべき本なので読んでみてくださいね。

全ての医療職がこころのケアを出来るように、という話が書いてあります。

感銘受けすぎて二カ月ほど同じページを読み続けていました笑。

 

それでは(*´ω`)

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