知ってた?「やる気」と「本気」はどうやら違うものらしい!

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あなたは患者さんを本気にさせていますか?それともやる気にさせていますか?

似たような言葉なのですが、どうやらちょっと違うらしいのです。

  • やる気は一種の興奮状態
  • 本気はやる気よりもう少し静か

らしいのです。どういうことや…と、疑問爆発しましたので解説してみます。

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「やる気」と「本気」は違う

というのも、今回は書籍を読んでいました。

この書籍の序盤の方に「相手が自ら動いてくれるように話すコツ」というものがあります。そこで、下記のように述べられています。

「やる気」と「本気」は違います。

「やる気」というのは一種の興奮状態です。ですから、あまり長続きはしません。一方、「本気」というのは、「やる気」よりも、もう少し静か。

と。

「!?」

これまで患者さんのやる気を高めようと頑張っていたのに、間違っていたのだろうか…

もう少し読み進めていきましょう。

ダニエル・ピンクが唱えたモチベーションの3段階をご存知ですか?

モチベーション1.0…生存するために行動する

モチベーション2.0…やればやるだけ報酬やメリットが増えるから行動する

モチベーション3.0…自分が好きなことだから行動する

はいはいはい!ダニエル・ピンクのモチベーション段階を!「やる気」と「本気」に言い換えたんですね!最初からそう言ってよ!

  • やる気=モチベーション2.0
  • 本気=モチベーション3.0

らしいのです。

モチベーション段階とは

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ダニエル・ピンクのモチベーション段階はすごーく有名です。

  • やる気
  • 意欲
  • 動機付け
  • モチベーション

このあたりの言葉を調べていると、必ず遭遇する書籍です。まだ読んだことの無い人は、是非とも一度は目を通しておきましょう。

モチベーション段階を解説していきますね。

モチベーション1.0

生存するために行動

いわゆる生理的欲求というものですね。

人はお腹が減ったら死なないようにご飯を食べます、眠たくなったら寝ます…食欲、睡眠欲、性欲みたいなものがモチベーション1.0だとされています。

今の世の中には生存するために行動しなければならない…なんてことはありませんので、すっかりモチベーション1.0は世の中から衰退していってしまいました。これはこれでよいのです。

上の本は、タイトルがいいですね!

モチベーション2.0

やればやるだけ報酬やメリットが増えるから行動する

いわゆる社会的欲求、外発的動機づけとよばれるものです。

昔の経済成長期には働けば働くほど、収入はどんどん上がっていったのです。なので、やりがいや社会的意義なんかなくても「働け!儲かる!楽しいぞ!」みたいな感じでバリバリ働く人がいました。

また、小さい子どもがお母さんから褒められたくて「食器洗いやったよ!」なんて家事の手伝いをしてくれているときには、褒めるという報酬のために行動していると思われます。

このように「何か貰えるから頑張る」という状態がモチベーション2.0とされています。これでよかったのは2000年頃までとされていて、今はモチベーション3.0で生きていかないとしんどいと言われています。

アメとムチの子育てなんてダメだ!なんて言われてますけど、上手に使えば良いらしいですよ。

モチベーション3.0

自分が好きなことだから行動する

自己実現欲求、内発的動機づけとよばれていますね。

自分の能力が患者さんの役に立つ!社会的に意義がある!勉強してて楽しい!そんな状態です。「役に立つ」「楽しい」って感情も一種の報酬なんじゃないの?と思うかもしれませんが、まさにその通りです。どうやら報酬でも内的なもの(心から湧き出てくるようなものなど)はモチベーション3.0になるようです。

現代社会はモチベーション2.0ではやっていけないので…という風潮がありますが、金銭や賞賛はやっぱり大切。それらを満たしながらも、モチベーション3.0を満たすことが大切だと思っています。

やりがいや自己実現だけでは、ご飯は食べていけない!!

この本は内発的動機づけの柱、みたいな一冊です。この本を読まずして内発的動機づけを語ってはいけない!くらいめちゃめちゃ大切です。

「やる気」と「本気」はどう違うのか

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結局のところ、この二つの言葉はどう違うのか…というと、学術的にはこの本で述べられているような分類はされていないように思えます。

これまで、学術で「やる気」という言葉を見たことはありますが、「本気」は見たことないですね。だから、正式な?分類ではないように思えます。

ただ、あちらこちらでモチベーション3.0(内発的動機づけ)が大切だ!ということは叫ばれています。モチベーション2.0だと続かないし、折れちゃうし、報酬出し続けれらないし…という理由のためです。

ひとまず押さえておきたいのは「やる気」でも「本気」でも、何でも言葉はよいのですが「モチベーション2.0と3.0は違う」ということです。それを覚えれるなら、やる気でも本気でもかまいません!

患者さんはやる気?本気?

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となると、患者さんも本気=モチベーション3.0にもっていきたいところですよね。そうなんですけど、現実的には2.0を上手に使いながら関わっていかなければなりません。

病気や怪我って、元々あったものを失った結果ですから「元気になって自己実現するぞ!」とか「リハビリ頑張るって楽しい!」なんて思うのは少し難しいものなんです。スポーツや仕事や趣味とは違うんです。

だから「良くなって家に帰るぞ!」「頑張って歩けるようになるぞ!」といった、報酬は必要な時がたくさんあります。というか、報酬がないのに患者さんはリハビリしてくれません。リハビリ効果=報酬…リハビリ効果ないのに続けてたらおかしいですもん。

  • 痛みがとれる
  • 歩けるようになる
  • 筋力がつく
  • 家に帰れる
  • 職場復帰できる
  • 外出出来るようになる

これらは全て報酬です。

本気=モチベーション3.0はとても大切ですが、やる気=モチベーション2.0も大切です。どちらも上手に使いながら、患者さんと関わっていきましょう。

「やる気」でも「本気」でも、言葉はどっちでもいいよ!

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